アラ還個人事業主の雅栄です。
今回は、『嫌われる勇気』という本を読み終えたので(これで3度目の読了です)、改めてその感想を書きたいと思います。
この本は、フロイトやユングと並ぶ心理学界の三大巨匠の一人であるアルフレッド・アドラーの思想を、哲学者と青年の対話形式で分かりやすく解説したものです。
日本ではあまり知られていませんが、欧米では多くの自己啓発書の源流となっているそうです。
私は自己啓発系の本が好きなので、この本に興味を持ちました。
タイトルに使われている「嫌われる勇気」という言葉も気になりました。
嫌われることは誰でも嫌なことですが、それを勇気として捉えるとはどういうことなのでしょうか?
『嫌われる勇気』で学んだ6つの考え方とは?
この本では、「嫌われる勇気」とは、他人から認められたいという承認欲求を捨てて、自分らしく生きることだと言っています。
承認欲求に囚われると、他人の期待に応えようとして自分を見失ったり、他人と比較して劣等感や優越感に苦しんだりするからです。
アドラー心理学では、人間の悩みはすべて対人関係の悩みだと断言します。
そして、対人関係を改善するためには、「原因論」から「目的論」へ、「競争」から「共同体感覚」へ、「縦の関係」から「横の関係」へ、「承認欲求」から「課題の分離」へ、「深刻さ」から「軽さ」へ、「過去や未来」から「今ここ」へと考え方を変えていく必要があると言います。
この本では、これらの考え方を具体的な例やエピソードを交えて説明しています。
全編が哲人と青年の対話形式になっているので、読みやすく面白いです。
哲人が青年に問いかけたり挑発したりする場面もありますが、それは青年だけでなく私たち読者にも向けられたものだと感じました。
『嫌われる勇気』を読んで私が感じたこと
この本を読んで感じたことは、自分の人生は自分で決めることができるということです。
過去や環境や感情に左右されず、自分の目的に合わせて行動することができる。
そのためには、自分を受け入れて、他人を信頼して、他人に貢献することが大切です。
私は個人事業主として起業する夢は叶えましたが、法人成りはまだ実現できていません。
この本を読んで、それにも「勇気」が必要だと気づきました。
他人の評価や自分の不安に振り回されず、自分のやりたいことをやる勇気です。
その勇気を持つためには、「今ここ」を真剣に生きることが大切だと思いました。
この本は、対人関係に悩んだり、人生に悩んだりするすべての人におすすめです。
私のような自己啓発系の本が好きな人にも、そうでない人にも、目から鱗のフレーズがいっぱい登場します。
この本を読んで、前向きに生きる考え方に変えられました。
ぜひ読んでみてください。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。