アラ還個人事業主の雅栄です。
起業家になるということは、自分の夢を実現するということです。
しかし、その夢は自分だけのものではなく、社会に価値を提供するものでなければなりません。
そういう夢をビジョンと呼びます。
ビジョンは起業家の目標や方向性を示すものですが、それだけでは十分ではありません。
ビジョンを実現するためには、日々の改善が欠かせません。
私が学んだビジョンの描き方と改善のスキルについてお話ししたいと思います。
ビジョンとは誰かのための夢
ビジョンとは起業家が目指すべき理想的な未来です。
しかし、その未来は自分だけが幸せになるものではなく、誰かに価値を提供するものでなければなりません。
自分だけが満足する夢はエゴイズムですが、誰かに喜ばれる夢はアルトルイズムです。
エゴイズムは自己中心的で狭い視野に閉じこもりますが、アルトルイズムは他者への共感や貢献で広い視野を持ちます。
起業家はエゴイズムではなくアルトルイズムを持つ必要があります。
個人事業主になる前に、自分が何をしたいか、何が得意か、何に情熱を持っているかを考えました。
しかし、それだけでは不十分でした。
自分がやりたいことや得意なことや情熱的なことが、必ずしも誰かに価値を提供することと一致するとは限りません。
そこで、自分が何をしたいかではなく、誰かが何を求めているか、何に困っているか、何に喜ぶかを考えるようにしました。
そして、その誰かのために自分がどう役立てるか、どう解決するか、どう幸せにするかを考えるようにしたのです。
ビジョン実現のための改善
ビジョンは壮大であればあるほど魅力的ですが、それはそれは果てしなく遠いです。
目指して進むことは大切ですが、それだけでは危険です。
ビジョンに目を奪われて足元を見失うと、転んだりぶつかったりして怪我をします。
ビジョンの実現に向けて進む道中には、様々な障害や課題や問題が山積。
それらを無視したり避けたりするのではなく、乗り越えたり移したり改善したりする必要があります。
個人事業主になってから、ビジョンに向かって一直線に走ろうとしました。
しかし、その結果は思わしくありませんでした。
市場のニーズや競合の動向、顧客のフィードバックや自身の強み弱みなどを考慮せずに、自分の思い通りに事業を展開しようとしたからです。
そのために、多くの失敗や挫折や苦労を経験しました。
それらは貴重な学びでしたが、同時に大きなダメージでした。
満身創痍でもビジョンの実現にたどり着いたら嬉しいでしょうけど、できることなら元気一杯でゴールしたいものです。
ところで改善とは、現状を分析して問題点や改善点を見つけて、解決策や改良策を考えて、実行して効果を検証して、フィードバックを得て再度分析して・・というサイクルを回すことです。
改善は一回や二回ではなく、継続的に行うことが重要です。
改善は小さなことから始めることができます。
例えば、時間やタスクの管理、コミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルなどを見直してみることです。
改善は小さなことでも積み重ねることで大きな効果を生みます。
自分のような凡人が事業で成功するには、コツコツ地道な努力を積み重ねるしかないと思っています。
まさに兎と亀の物語です。
兎は速く走れますが、途中で休んだり迷子になったりします。
亀の歩みはとても遅いですが、一歩一歩着実に進みます。
私は亀さんの努力を見習いたいです。
まとめ
ビジョンは自分だけの満足ではなく、誰かに価値を提供する理想的な未来です。
しかし、ビジョンに目を奪われて足元を見失うと、途中で転んだりぶつかったりしますので要注意。
ビジョンの実現には、現状を分析して問題点や改善点を見つけて、解決策や改良策を考えて、実行して効果を検証してフィードバックを得て・・というサイクルを回す改善が欠かせません。
ビジョンを実現するために、亀さんの努力を見習って日々の改善に努めていきたいです。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。