高杉晋作とは
アラ還個人事業主の雅栄です。
高杉晋作といえば、幕末の英雄の一人です。
長州藩の奇兵隊を率いて、幕府や外国と戦い、明治維新の礎を築きました。
私が持つ高杉さんのイメージは、100%司馬遼太郎の小説によるものです。
小説では、高杉さんは熱血漢で、正義感が強く、仲間思いで、冒険好きで、天才的な戦略家として描かれています。
小説で読む限りは、高杉さんの人生は超おもしろいです。
辞世の句の意味
ところで、高杉さんの辞世の句をご存知でしょうか?
辞世の句とは、死ぬ前に詠んだ最後の一句のことです。
高杉さんの辞世の句は、以下のようになっています。
「おもしろきこともなき世におもしろく住みなすものは心なりけり」
この句は、学生の頃から知っていました。
司馬遼太郎の小説を読んでいたからです。
小説では、高杉さんはこの句を詠んだ後に、病床で静かに息を引き取ります。
波瀾万丈の人生を颯爽と駆け抜けて、最後は享年29歳で亡くなりました。
この若さで、こんなにも素晴らしい句を詠めるなんて、すごいと思います。
この句の意味は、人によって解釈が異なるかもしれませんが、以下のように理解しています。
「おもしろいことがない世の中に、おもしろく生きていけるかどうかは、自分の心の持ち方次第だ」
つまり、高杉さんは、世の中はおもしろくないのが当たり前だと思っていました。
しかし、それに甘んじるのではなく、自分でおもしろくするために、努力してきたのではないでしょうか。
そして、その努力が報われたかどうかは、自分の心の中で決めるものだと。
おもしろい人生を送るために
アラ還の私は、この句がかなり気になります。
おもしろい人生を送ってきたか?
おもしろくするために努力してきたか?
自分の人生に満足しているか?
正直言って、私はずっとおもしろくなかったと思っています。
というか、現在進行形でもおもしろくないと思っていました。
世の中に流されて、自分のやりたいことを見失って、平凡な人生を送ってきました。
自分の力でおもしろくすることを諦めて、他人や環境に頼って、不満な人生を送ってきました。
私は、自分の人生に誇りを持てないし、感謝もできませんでした。
昨年、サラリーマンを辞めて個人事業主になるまでは・・。
アラ還のいま、まだ遅くはないと思います。
高杉さんの句に学んで、おもしろい人生を送るために、これからもっと努力したい。
自分のやりたいことを見つけて、自分の力でおもしろくして、充実した人生を送りたい。
そして、自分の人生に満足できるように、自分の心に感謝できるように、生きていきたい。
そのために、思い切って個人事業主になったのですから・・。
高杉晋作さん、ありがとうございます。
あなたの句は、私にとって、おもしろい人生の作り方の教科書です。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。