アラ還個人事業主の雅栄です。
ここ何年かで読んだ本の中で一番のお気に入りは、田坂広志先生が書かれた「知性を磨く」です。
この本では、知性と知識、知恵と知能といった似て非なる言葉を分かりやすく定義づけしてくれています。
目から鱗が落ちる内容でした。
この本から得た学びを、恐れず(笑)ご紹介します。
理解が間違っているかもしれませんが、ご容赦ください。
知識×行動=経験
まず、この式が印象的でした。
知識とは、本や研修などで誰かから学んだこと。
行動とは、自分で何かをやってみること。
経験とは、知識と行動の結果として得られることです。
知識だけでは頭でっかちになり、行動だけでは手探りになります。
組み合わせることで、実際に何かを成し遂げることができる。
知識と行動は、経験を生み出すために必要な要素です。
経験×反省=体験
次に、この式が重要でした。
経験とは、知識と行動の結果として得られること。
反省とは、自分の行動や結果について考えること。
体験とは、経験と反省の結果として得られることです。
経験だけでは表面的になり、反省だけでは自己満足になります。
組み合わせることで、自分の中に何かが残る。
経験と反省は、体験を生み出すために必要な要素です。
体験×知識=知恵
最後に、この式が鍵でした。
体験とは、経験と反省の結果として得られること。
知識とは、自分の体験から学んだこと。
知恵とは、体験と知識の結果として得られることです。
体験だけでは個人的になり、知識だけでは一般的になります。
体験と知識を組み合わせることで、普遍的な何かを見つけることができる。
体験と知識は、知恵を生み出すために必要な要素です。
知識社会と反省の技術
この本では、他にもたくさんの学びがありました。
例えばこんなことです。
- 知識社会とは、知識の価値が下がり、知恵の価値が上がる社会
- 反省は技術であること。多くの人がやっているのは反省ではなく懺悔や後悔
- 知性とは、知識と知恵を使って、自分の人生をより良くする能力
- 知能とは、知識と知恵を使って、他人の人生をより良くする能力
この本を読んで、私は自分の知識や経験について考え直しました。
でも一番の学びは、知識が足りない、行動はもっと足りない(笑)ということです・・。
知識は使わなければ意味がありません。
知識を経験に変えることが、知性を磨くことにつながり、自分の人生をより良くすることにつながりると思います。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。