【2023年12月6日(水)】サラリーマン時代に学んだこと:怒鳴る上司はクレーマーだと思えば気が楽になる

ほぼ引きこもり日記

アラ還個人事業主の雅栄です。

私は昨年、ある会社を退職しました。

この会社で働いていた時には、色々な経験をしましたが、その中でも特に印象に残っているのは、怒鳴る上司との付き合い方です。

怒鳴る上司とは

上司は典型的な瞬間湯沸し器でした。

社内はもちろん、社外でも気に食わないことがあると、我慢できずに怒鳴り散らしていました。

ある日の会議では、営業成績が目標に達していなかったことを理由に、全員に向かって「お前らは何をやっているんだ!こんなことじゃ会社は潰れるぞ!」と大声で叫びました。

その場にいた社員は皆、顔を真っ赤にして黙って耐えていました。

ただし、いったん怒鳴ればそこで終わり。

後腐れがない人でした。

怒鳴った後は、何事もなかったかのように、普通に仕事の指示を出したり、時には冗談を言ったり・・。

そのギャップに戸惑っていましたが、上司は自分の感情を素直に表現するタイプなのだ、と思うようにしました。

ところで、私はタイプ的に怒鳴りやすいのか、怒鳴るに値する仕事ぶりなのか(笑)は分かりませんが、社員の中でよく怒鳴られる方でした。

ある日も怒鳴られました。

クライアントからの要望に応えるために、納期を延ばすことを上司に相談しました。

すると上司は「納期を延ばすなんてあり得ない!お前は仕事ができないのか!クライアントからクビにされたらどうするんだ!」と激怒しました。

私は必死に説明しようとしましたが、上司は聞く耳を持ちませんでした。

怒鳴られた後の気分転換

私はどちらかというと気分転換が下手です。

しばらくのあいだ、引きずってしまうところがあります。

怒鳴られた後は、自分の能力や価値を疑ったり、上司への恨みや不満を抱えたりしていました。

そんな時は、同僚や友人に愚痴を聞いてもらったり、趣味や運動でリフレッシュしたりしていましたが、それでもなかなか気分が晴れません。

しかし、ある時に気付きました。

それは、怒鳴る上司をクレーマーだと思えば良いのではないか、ということです。

私は運が良かったのか、クライアントや見込み客の方々から、怒鳴られたりクレームをつけられたりすることは、滅多にありませんでした。

だからOKだったのではなく、心の底では怒鳴ったりクレームをつけたりしたいのを、我慢していたのかもしれません。

その証拠に、理由が曖昧なまま、1回だけの仕事で縁が切れてしまったクライアントも少なくありませんでした。

あるクライアントは、提案したプランに対して、何も言わずに了承してくれましたが、納品後に「これは期待していたものと違う」と言って契約を解除しました。

その時、もっとクレームを引き出せば良かった、と反省したのです。

ですから怒鳴られるのは論外ですが、健全で適度なクレームは、自分の仕事ぶりを見直す良い機会にできるはずだと思いました。

怒鳴る上司を健全なクレーマーだと思うメリット

怒鳴る上司を、健全なクレーマーだと思えれば(思い込めれば)、素直に反省できて、引きずることなく気分転換がしやすくなりました。

自分の都合の良いように意味付けするのも、時には有効ですね。

怒鳴る上司は仕事を成長させてくれる存在だ、と考えるようになってから、怒鳴られても(あまり)動じなくなりましたよ。

怒鳴る上司に感謝する、というのは言い過ぎかもしれませんが、少なくとも恨む必要はないと思いました。

私はこの会社を退職しましたが、怒鳴る上司との経験は貴重な学びでした。

今後もどんな人と仕事をすることになっても、この気付きを忘れずに活かしていきたいと思います。

今回もお読みいただきありがとうございます。

よろしかったら、また読みにお越しください。

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