アラ還個人事業主の雅栄です。
本棚の整理を始めると、しばしば過去の自分と対話することになります。
特に、数年前に購入した本を手に取ったとき、その内容が現在の状況とどれほど異なるかを実感する瞬間は、多くの人にとって共感を呼ぶものです。
2012年に出版された日本経済に関する予測本が、現在の視点から見てどれほど的外れだったかを振り返ることは、予測の難しさと時代の変化の速さを改めて認識させられる経験です。
過去の予測と現実のギャップ
当時、日本経済の衰退を予測する声は少なくありませんでした。
しかし、その後の外国人旅行客の増加は、多くの予測を覆しました。
2012年以降、日本を訪れる外国人旅行客の数は急増し、新型コロナ禍を乗越え3000万人を超えています。
このインバウンド需要の拡大は、日本経済にとって予想外の好影響をもたらしました。
予測の本質とその役割
予測は、その時点での情報と知識に基づいて行われますが、世界は常に変化しています。
技術の進歩、政治的な動き、社会的なトレンド、そして何よりも人々の行動は予測を困難にします。
過去の予測が外れたことを笑い飛ばすのではなく、なぜそのような予測がされたのか、そして現実とのギャップがどのように生じたのかを理解することが重要です。
予測から学ぶ
予測本を読むことのリスクを恥じることなく、むしろそれを学びと成長の機会として捉えることができれば、未来を見通す力はより磨かれるでしょう。
予測が外れたとしても、その過程で得られる洞察は価値があります。
予測は、未来を正確に当てることよりも、可能性を探求し、準備するための一つの手段です。
好奇心を持ち続ける重要性
結局のところ、予測本を購入し続けるように、私たちは未来に対する好奇心を持ち続けることが大切です。
完璧な予測は不可能かもしれませんが、予測を通じて未来に思いを馳せ、現在の行動を考えるきっかけを得ることができます。
そして、時には過去の予測が示す教訓から、より良い未来を築くためのヒントを見つけ出すこともあるでしょう。
予測は、未来への一歩を踏み出すための、私たちの想像力を刺激するツールなのです。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。