信号待ちの出会い
アラ還個人事業主の雅栄です。
6年前のある暑い日の出来事です。
私は営業車で移動中に信号待ちをしていました。
その時、ふと目に入ったのは歩道にいる車イスの女性でした。
彼女は少し丸みを帯びた体型で、黒縁の眼鏡をかけていました。
見た感じでは高校生くらいの年齢だったでしょう。
彼女の強さ
彼女は半袖の私服を着ていて、誰も付き添っていない一人の車イスの女性でした。
しかし、彼女はとにかく両手を使って、一生懸命に車輪を回していました。
彼女の目的地に向かって、一心不乱に車輪を回すその姿を見ていると、何か感情がこみ上げてきました。
自己変革の瞬間
それは彼女に対する同情ではありませんでした。
それは、自分自身の情けなさに気づいたからです。
私は五体満足に生まれ、五十路のこの年まで、大きな病気もせずに健康で、仕事もあり、良いお客さんもいました。
しかし、それにもかかわらず、社長があーだの、上司がこーだのと、愚痴ばかりを言っている自分が、我ながら情けなく感じました。
その日、車イスの女子高生の姿は、私にとって神々しく映りました。
彼女から学んだこと
彼女の姿は、私に自分自身を見つめ直す機会を与えてくれました。
彼女の強さと勇気は、私に大きな影響を与え、自分自身の生き方を見直すきっかけとなりました。
それからというもの、私は自分の生活に感謝し、自分自身の弱さを受け入れ、より前向きに生きるようになりました。
それが6年前の思い出話です。
今でも、その日の彼女の姿を思い出すと、自分自身を見つめ直すきっかけを与えてくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいになります。
彼女の姿は、私にとって大切な思い出となり、私の人生に大きな影響を与えました。
それは、私がこれからも忘れることのない出来事でした。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。