アラ還個人事業主の雅栄です。
日本の貧困というと、子どもの貧困がよく話題になりますが、実は子どもだけでなく、一人暮らし世帯も貧困に陥っていることが多いのです。
一人暮らし世帯の貧困率は最悪レベル
日本の一人暮らし世帯の貧困率は、女性で27.6%、男性で25.4%と高く、OECD加盟国の中でも最悪レベルです。
この数字は、相対的貧困率と呼ばれる指標で、その国や社会で多くの人たちが享受できている生活水準を送れない状態を表しています。
目安は、等価可処分所得の中央値の半分(=貧困線)以下です。
親子2人の場合、毎月約14万円以下で暮らしている状況です。
ワーキングプアが増える日本の特徴
日本の貧困の特徴は、無職ではなく働いている人たちが多いことです。
これをワーキングプアと呼びます。
仕事には就いていても収入が低く、生活が苦しい状態です。
非正規雇用やパート・アルバイトなどの形態で働く人たちが増えており、その割合は全労働者の約4割に達しています。
自分で収入源を作ることを考える
誰かに雇われて働くことで収入を得ていますが、その誰かが収入額を決める立場にあります。
雇われて働いているうちは、いくら収入が低くてもなかなか文句は言えません。
それどころか、仕事を失うリスクも高まります。
そこで、自分で収入源を作ることを考えるようになります。
副業などを始める人たちも多いです。
しかし、これらの方法も簡単ではありません。
必要なスキルや知識、時間や資金などが足りなければ、成功する確率は低くなります。
超格差社会にならないために私たちができること
日本はアメリカのように超格差社会に進んでしまうのでしょうか。
私はそうは思いません。
日本にはまだ公的な社会保障制度や教育制度があります。
これらの制度を強化し、すべての人たちに平等な機会と支援を提供することで、貧困問題を解決する糸口がつかめるのではないでしょうか。
しかし、そのためには政府だけでなく、私たち一人ひとりが貧困問題に関心を持ち、行動する必要があります。
貧困問題は見えないと言われますが、私たちの身近なところにも存在しています。
決して他人ごとではない。
子どもや一人暮らしの方々が、安心して暮らせる社会を作るために、私たちは何ができるでしょうか。
とても悩ましく、そして解決しなければならない問題です。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。