はじめに
アラ還個人事業主の雅栄です。
私はサラリーマン時代のほとんどを、「セールスマン」として過ごしてきました。
今回は、セールスマンとして苦労したことや成長したこと、そして「素」と「演技」の切り替えに悩んだ思い出を書きたいと思います。
この記事を読んで、自分の仕事や人生について、振り返ってみるきっかけになれば幸いです。
セールスマンとして苦労したこと
セールスマンになったのは、大学卒業後に入社した会社が営業職しかなかったからです。
最初は何もわからず、先輩や上司について回って、お客様と話す練習をしました。
相手から断られることの多い職種なだけに、かなりストレスフルなサラリーマン生活です。
よくアドバイスされたのが、「セールスマンとしての自分は『演技している』自分であって、『素』の自分とは切り離せ!」ということでした。
断られているのは「素」の自分ではなくて、あくまで「演技している」別人格の自分だから、こっぴどく断られても「素」の自分は傷つかない。
だからストレスが軽減されて、明日もまた頑張れるという理屈です。
確かに理屈ではその通りだと思っていましたが、私には「素」と「演技」の切り替えが下手で、とても難儀したものです。
お客様に嘘をつくわけではありませんが、自分の本音や感情を隠して笑顔を作ったり、興味がない話題に合わせたりするのは疲れます。
そんな時は、仕事が終わった後に同僚と飲みに行って愚痴を言ったり、家で好きな音楽を聴いたりしてリフレッシュすることが欠かせませんでした。
セールスマンとして成長したこと
さすがにアラ還となった今は、昔に比べれば「演技」は上手くなったと思います。
「演技」が上手くなったというよりも、お客様の前で「素」の自分を臆面もなく出せるようになった、という方が合っているかなぁ・・。
私の場合は「素」に近い自分を出した方が、お客様との面談や交渉をスムーズに進めることができるような気がします。
よっぽど身内相手のほうですよ、名優並みの「演技力」が絶対に欠かせないのは・・。
こんな当たり前のことも、ようやくこの齢になって分かってきた感じです。
セールスマンが「素」と「演技」を切り替えるコツ
私が「素」と「演技」を切り替えられるようになるまでには、長い時間と多くの経験が必要でした。
でも、私だけではなく、多くのセールスマンが「素」と「演技」の切り替えに苦労しているのではないでしょうか。
そこで、私が実践してきたコツをいくつか紹介します。
- 自分の得意な話題や趣味を見つけて、お客様と共通点を探す
- 自分の失敗談や苦労話を話して、お客様と信頼関係を築く
- 自分の商品やサービスに対する想いや理念を伝えて、お客様に共感してもらう
- 自分の商品やサービスの、メリットやデメリットを正直に話して、お客様に判断してもらう
これらのコツは、「素」の自分を出しながらも、「演技」の自分を忘れないようにするためのものです。
「素」の自分だけでは売れないし、「演技」の自分だけでは信頼されません。
「素」と「演技」を上手に切り替えることで、お客様と良好な関係を築き、成果につなげることができると思います。
セールスマンは大変な仕事ですが、やりがいもあります。
自分にピッタリ合った、「素」と「演技」の切り替えポイントを見つけられるといいですね。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。