アラ還個人事業主の雅栄です。
私は今、個人事業主として起業していますが、そのきっかけとなったのは、まだサラリーマンだったころにあった営業会議での出来事です。
その日、私は忘れられない経験をしました。
それは、ある商品についての議論で、私の意見が周りと全く違ってしまったということです。
私の提案は「総すかん」だった
私はその商品について、お客さんにとって最も価値のある提案をしたつもりでした。
その商品は、新しい技術を使って開発されたもので、市場に出ていないものです。
私はその商品の特徴やメリットを説明し、お客さんに高い満足度を与えられると発言しました。
しかし、他の営業メンバーで、私の提案に賛成する人が一人もいなかったのです。
彼らは、「その商品の提案は時期尚早で、お客さんに受け入れられない。」「既存の商品を売り続ける方が安全だ。」と、口をそろえて言いました。
私の提案は一蹴されました。
まるで「総すかん」を食らった感じです。
同僚は抵抗勢力になってしまった
特に私と対立したのが、以前は仲の良かった同僚でした。
彼は私の提案を否定し、自分の考えを押し付けようとした。
その商品について、何も知らなかったのに、よく分かっていないはずなのに、ただ批判しました。
今になって振り返ると、商品ではなく、私を批判したかったのだと思います。
率先して彼は、私の案を潰そうとしてきたのです。
彼はまるで、抵抗勢力筆頭になってしまったかのようでした。
彼が変わってしまったと思いましたが、もしかしたら変わったのは自分の方だったのかもしれません。
私はサラリーマンとしてではなく、個人事業主として物事を考えるようになっていたのかも・・。
私は起業することを決めた
その営業会議で、私は周りと違う考え方を持っていることに気づきました。
このままだと、自分の考え方が否定される一方です。
しかし、それは必ずしも悪いことではないと思いました。
むしろ、自分の夢を追いかけるために良いことである。
だから、その日から私は起業することを決めました。
周りと違って孤立しても構わない。
あえて良い感じに孤立していこうと思いました。
それが私のスタイルになったのです。
あの日の営業会議から7年後のおととし、ようやく個人事業主として起業できました。
今回もお読みいただきありがとうございます。
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