アラ還個人事業主の雅栄です。
今日は、私が体験した思い込みによる失敗についてお話ししたいと思います。
思い込みとは何か?
思い込みとは、自分の考えや感情を事実として受け入れてしまうことです。
自分の経験や知識、信念などに基づいて形成されます。
判断や行動に影響を与えるため、時には有用なものになります。
例えば、「自分はできる」と思い込むことで、自信やモチベーションが高まり、目標を達成することができるなどです。
しかし、思い込みは、現実と乖離していることも多く、時には危険なものになります。
例えば、「自分は間違っていない」と思い込むことで、他人の意見やアドバイスを聞かなくなり、失敗やトラブルを招くことがあります。
自分の思考や感情を、客観的に見ることができないために起こります。
認知バイアスという心理学用語で呼ばれる、人が無意識に陥る思考の歪みの一種なのだそうです。
思い込みが引き起こす失敗
思い込みが強い人は、自分の考えや感情を事実として受け入れてしまうため、以下のような失敗を起こしやすいと思われます。
・自分の能力や状況を過大評価する:
自分の能力や状況を現実よりも良く見てしまう傾向があり、過剰な自信や楽観的な見通しとして表れます。
適切な準備や対策を怠ったり、リスクを見落としたりすることがあり、失敗や失望につながる可能性が高いです。
・自分の能力や状況を過小評価する:
自分の能力や状況を現実よりも悪く見てしまう傾向があり、過剰な不安や悲観的な見通しとして表れます。
チャレンジや変化を避けたり、自分の可能性を制限したりすることがあり、成長や成功の機会を逃すことになります。
・他人の考えや感情を読み違える:
他人の考えや感情を自分の基準で判断してしまう傾向があり、思いやりや共感の欠如として表れます。
コミュニケーションや関係性に問題が生じることがあり、信頼や協力の喪失につながる可能性があります。
私も最近、思い込みによる失敗をしました。
ある仕事の依頼を受けたとき、自分の能力を過大評価し、簡単に仕上がると思い込んでいました。
そのため、十分な調査や準備をせずに、すぐに取り掛かったのです。
しかし、実際に仕事を進めてみると、思っていたよりも難しく、時間がかかりました。
結果的に、納期に間に合わず、クオリティも低いものになってしまったのです。
もちろん依頼者からは、不満や苦情を言われることになりました。
自戒の念を込めて、思い込みは厳禁と致したいところです。
思い込みを回避する方法
思い込みは、自分の思考や感情を客観的に見ることができないために起こります。
そのため、思い込みを回避するためには、以下のような方法があるとのことです。
・自分の思考や感情に疑問を持つ:
思い込みは、自分の思考や感情を事実として受け入れてしまうことのため、疑問を持つことで防ぐことができます。
例えば、「本当にそうなのか?」「どうしてそう思うのか?」「どんな根拠があるのか?」「他にも考えられることはないのか?」といった質問を投げかけることで、思考や感情を検証することができます。
・他人の意見や視点を参考にする:
思い込みは、自分の経験や知識、信念などに基づいて形成されるため、他人の意見や視点を参考にすることで修正ができます。
例えば、「他の人はどう思っているのか?」「他の人はどう感じているのか?」「他の人はどうやっているのか?」といった質問を投げかけることで、自分の思考や感情を比較することができます。
以上の通り、思い込みは、自分の考えや感情を事実として受け入れてしまうことで、失敗やトラブルの原因になり得ますので、注意が必要です。
思い込みには、良いものと悪いものがありますが、悪いものは自分や他人にとってデメリットが多いので、自分の思考や感情に疑問を持ったり、他人の意見や視点を参考にしたりして、しっかりと回避したいものだと思います。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。