アラ還個人事業主の雅栄です。
今回は、私が若い頃に経験した、貧困状態からの逃亡劇についてお話ししたいと思います。
バブル経済の余韻に浮かれていた若者時代
若い頃といっても、サラリーマンになってからのことです。
世の中には、バブル経済の余韻がまだ残っている時期でした。
当時勤めていた会社の給料は、同世代でも高い方だったと思います。
収入の高さに目がくらんで、ガンガンお金を使ってしまいました。
使ったのは同僚や部下・後輩との飲み食いと、特に彼女にです(笑)
生活は滅茶苦茶でしたけど、無茶苦茶に楽しかったんです!
カードローンに走ってしまった貧困状態
しかし、給料が高いとはいっても若い頃ですから、ちょっと遣いすぎたら赤字になるのは目に見えていました。
赤字を埋めるために、カードローンに手を出してしまったのです。
飲み食いと彼女にお金を遣うのが楽しすぎて、ローン残高がみるみるうちに増えていきました。
世間相場よりも高い給料が出る会社にいながらにして、貧困状態へ突入してしまったんです。
冷静に考えれば、無駄な出費を減らして、収入の範囲内で暮らすことを考えればよかったんです。
ローンの返済を優先すればよかったんです。
でも貧困状態の真っ只中にいると、冷静さを失ってしまうんですよ。
現実を忘れるために、もっと借りて飲み食いと彼女に、お金をバンバン遣ってしまいました。
余裕がないからマトモに考えられなかったんです。
自分で自分を追い詰めてしまったんです。
逃げることしか思いつかなかった逃亡劇
追い詰められた挙げ句、私は逃げました。
とにかく逃げました。
貧困状態の当時は、逃げることしか思いつきませんでした。
我ながら思いきったことをやったものです。
でも今から思うと、逃げてよかったんです。
もちろん、たくさんの人に迷惑をかけてしまったことは、心から申し訳なく思っています。
それでも逃げてよかったんです。
あの貧困状態がもっと長く続いていたら・・、考えただけで怖いです。
逃げたからこそ今がある
私は逃げた後、親元に戻りました。
親には申し訳なかったですが、親は私を受け入れてくれました。
親の支えがあったからこそ、私は再起することができたのです。
今は個人事業主として、地方で自分の好きなことをしながら暮らしています。
ローンは完済しました。
独り者ですが幸せです。
私は逃げたからこそ今があると思っています。
逃げることは悪いことばかりではありません。
逃げることで新しい道が開けることもあります。
もちろん、逃げる前に考えることはたくさんありますが、逃げることを選択した人を責めることは、私にはできません。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。