アラ還個人事業主の雅栄です。
今回は、私が勝手にメンター扱いしている士業の方から、起業する前にいただいたヒントについて話をしたいと思います。
私は長年、起業を夢見ていましたが、なかなか踏み出せませんでした。
果てしなく続き、終わらない起業準備に疲労困憊していました。
そんな私にとって、メンターさんは貴重な存在でした。
メンターさんは自分は昔から剽軽だと言ってましたが、そう思うのはご自分だけのようでした。
むしろ、経験豊富で知識深く、冷静で分析的な方だと思ってました。
お会いするたびに色々な質問をしましたが、メンターさんは明確な回答をあまりしてくれませんでした。
でも、ヒントはくれました。
メンターさんは答えを教えてくれないのではなく、自分で答えを見つける力を育ててくれようとしていたのだと思います。
起業準備はいつ終わるのか?
これはもう今から8~9年くらい前の話になりますが、「来年起業するとした場合にどこまでの準備が必要か」という質問に対して、メンターさんは様々なヒントをくれました。
その中で私が特に印象に残ったヒントは、以下の通りでした。
- 起業準備は終わらない。準備が完璧になるまで待っていたら、永遠に起業できない。
- 自分の目的やビジョンに合わせて行う。他人のやり方や成功事例に惑わされない。
- 最低限必要なものだけに絞る。時間やお金やエネルギーを無駄にしない。
- 実践的に行う。机上の空論ではなく、現実の市場や顧客や競合と向き合う。
これらのヒントは私にとって納得できるものでした。
私は起業準備に迷っていましたが、これらのヒントを参考にして、もう一度自分の目的やビジョンを確認し、必要なことだけに集中しようと思いました。
そして昨年やっと個人事業主として起業することができました。
起業したらどう感じたのか?
個人事業主として起業してから、嬉しかったこともありましたが、大変なこともありました。
経営や販売やマーケティングなど、一人で全てをこなさなければなりません。
競合やトラブルや不況など、様々な困難に直面し、時には挫折や失敗もしました。
でも、メンターさんからもらったヒントを思い出しながら、常に前向きに考えて行動しました。
そして、少しずつでも成果を出すことができるようになったのです。
それにしても起業してから、色々なことを感じました。
自分の商品やサービスを世に出すことの喜び、お客さんとの関係性の大切さ、自分の時間やお金の管理の難しさ、自分の強みや弱みの認識などです。
まだまだ未熟な個人事業主ですが、これからも成長していきたいと思っています。
次の夢は法人成りです。
法人成りすることで、自分の商品やサービスをもっと多くの人に届けることができると思っています。
メンターさんには、法人成りについても質問しましたが、またヒントをくれました。
特に印象に残ったヒントは以下の通りです。
- 法人成りは起業のゴールではない。ステップの一つに過ぎない。
- 自分の目的やビジョンに合わせて決める。他人の評価や期待に左右されない。
- メリットだけではなく、デメリットもある。責任やリスクやコストも増える。
- 準備だけではなく、実行も必要。法律や税務や会計など、専門的な知識や技能も必要。
法人成りに向けて準備を始めましたが、これらのヒントを忘れずに進めようと思います。
起業準備に迷走(迷子?)していたころの思い出話を書きました。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。