アラ還個人事業主の雅栄です。
今回は、私が勝手にメンター扱いしている士業の方のお話をしたいと思います。
その方はクライアントの社長へのマンツーマン指導には、ずば抜けた能力を発揮します。
しかし、多くの聴衆を前にした講演や研修の講師をやると、その実力の半分も出せません。
非常にもったいないと、いつもいつも感じています。
マンツーマン指導と講演や研修の違い
マンツーマン指導と講演や研修は、どちらも知識や経験を伝えることが目的ですが、その方法やスキルは大きく異なります。
マンツーマン指導では、相手の悩みや課題に対して個別に対応すること、相手の反応や質問に応じて柔軟に話すこと、相手と信頼関係を築くことができます。
一方、講演や研修では、多くの人に一斉に話すことが求められます。
事前に内容や時間を決めておく必要があり、聴衆の反応や理解度を把握することが難しい場合があります。
このように、マンツーマン指導と講演や研修では、求められるコミュニケーション能力が異なります。
マンツーマン指導が得意でも、講演や研修が苦手な人は少なくないと思います。
講演や研修が苦手な理由
私のメンターである士業の方は、講演や研修が苦手だと言っています。
その理由を聞くと、以下のようなことを挙げていました。
- 聴衆の顔が見えると不安になる
- 聴衆の興味や関心が分からないと話しづらい
- 聴衆の質問や反応に対応するのが緊張する
- 講演や研修の内容を作るのが面倒くさい
- 講演や研修のスキルを磨く時間がない
これらの理由は、講演や研修に慣れていない人にとってはよくあることだと思います。
しかし、これらの理由は克服できるものです。
講演や研修が得意になる方法を紹介します。
講演や研修が得意になる方法
講演や研修が得意になるためには、以下の3つのことを意識すると良いと思います。
- 聴衆に価値を提供する
- 聴衆とコミュニケーションする
- 講演や研修のスキルを練習する
まず、聴衆に価値を提供するということです。
講演や研修の目的は、聴衆に何かを教えたり、学ばせたりすることです。
そのためには、聴衆が知りたいことや解決したいことを把握して、それに応える内容を作る必要があります。
また、内容を分かりやすく伝えるためには、構成や言葉遣いにも気を付ける必要があります。
次に、聴衆とコミュニケーションするということです。
講演や研修は、一方的に話すだけではなく、聴衆とのやり取りも大切です。
聴衆の反応や理解度を確認したり、質問や感想を求めたりすることで、聴衆との距離を縮めることができます。
また、自分の経験やエピソードを話したり、ユーモアやエモーションを入れたりすることで、聴衆に親しみや感動を与えることができます。
最後に、講演や研修のスキルを練習するということです。
講演や研修は、スキルが高ければ高いほど効果的です。
スキルを高めるためには、実際に講演や研修を行ったり、他の人の講演や研修を見たり、フィードバックをもらったりすることが必要です。
また、声量や発声法、身振り手振りなども重要な要素です。
これらも日々のトレーニングで改善できます。
まとめ
私は仕事柄、常に良い講師を探しています。
また、良い講師になりたい方へ、講師スキルを磨けるセミナーのご案内をしています。
士業のような専門家でありながら、講演や研修の講師としても力を発揮できる方にはぜひ仕事を任せたいものですね。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。