人と比較して劣等感を持ったり、反対に優越感を持ったりすることは、エゴの中でも最上ランクのようです。
誰かを目標に頑張るのは一見良さそうに思いますけど、その人を追い越しても、あるいは追い付けなくても、残るのは虚しさだけのような気がします。
人と比較する心理と危険性
人と比較する心理とは、自分が他人よりも優れているか、劣っているかを判断しようとすることです。
この心理は自分の心を不幸にさせます。
自分の心を劣等感や優越感などのネガティブな感情で満たし、不安定にし、本当に望むことや感じること、表現することを見失わせる。
また、人と比較する心理は他人の心を不快にさせます。
他人を競争相手や敵対者、劣等者などのネガティブなレッテルで規定し、コミュニケーションや協調、共感を阻害する危険なものです。
エゴの正体と危険性
冒頭に、人と比較して劣等感や優越感を持つことは、エゴの中でも最上ランクのようだと書きました。
エゴとは、思いや感情、欲望や価値観などを自分の中心に置き、正しいと思い込み、自分以外のものを否定したり攻撃したりする心の状態です。
エゴは自分にとっても他人にとっても危険なもので、これに気づくことが本質の『私』を意識するための必要な第一歩となります。
本質の『私』を見つける
本質の『私』が本当にしたいことは何なのか?
エゴがあるうちは分かりませんね。
本質の『私』とは
自分が生まれながらに持っている純粋で無垢で美しい心。
自分が内側から湧き出す愛や喜び、平和や創造性などのポジティブな感情や行動。
自分が一体化する宇宙や神や全ての存在。
これを見つける方法の一つは、自分のエゴに気づくこと。
このことで、自分が偽りの自己ではなく本質的な自己であることに気づき、本当に望むことや感じることや表現することを自由にすることができます。
もう一つは、今ここに集中すること。
これによって、自分が表面的なものではなく深いものであることに気づき、愛や喜び、平和や創造性などのポジティブな感情や行動を生み出すことができるというわけです。
まとめ
人と比較して劣等感や優越感を持つことは、エゴの中でも最上ランク。
誰かを目標に頑張るのは一見良さそうに思いますけど、その人を追い越しても、あるいは追い付けなくても残るのは虚しさだけ。
人と比較する心理は自分の心を不幸にさせ、他人の心を不快にさせる。
エゴは自分の心を不安や恐怖、怒りや嫉妬などのネガティブな感情で満たし、自分の幸福や平和や創造性を奪うだけではなく、他人の心を傷つけたり、敵対したり、孤立させたりする。
エゴに気づくことが、本質の『私』を見つけるための必要な第一歩である。
今夜の読書を終えての生な感想です。
今回もお読みいただきましてありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。