アラ還個人事業主の雅栄です。
私は今、個人事業主として、自分の夢やビジョン、価値観に基づいて仕事をしています。
自分の決断や行動、結果に責任を持っています。
しかし、かつては会社員でした。
会社から指示や評価、報酬を受けて、上司や同僚、お客さんに対応していました。
日々、会社のルールや方針、文化に従わなければならないことに不満を感じ、イライラしていたのです。
その頃、怒りのエネルギーに任せて日記を書きました。
今から9年前のことです。
会社で起こった出来事への、不平不満や不条理、不公平なことを滅茶苦茶に批判したものでした。
日記に自分の感情を爆発させましたが、同時に失敗も犯しました。
怒りは負の感情か?劣等感の裏返しか?
怒りの日記というのは、会社で経験した様々な出来事を書いたものでした。
例えば、上司から無理難題を言われたことや、同僚から嫌がらせを受けたこと、お客さんからクレームをつけられたことなどです。
それらの出来事に対して、自分は悪くないという言い訳、相手が悪いという非難、会社はダメだという批判を書き殴ったのでした。
しかし、それを書いた直後から、次々届くメールマガジンの内容が、
怒りは負の感情だから、長期的にはマイナスの影響がある、とか
怒りは劣等感の裏返しに過ぎない、とか
何事にも一喜一憂することなく、淡々としている者が最後は勝つ、とか
偶然でしょうが、そんなことばかりだったのです。
まさに神からの戒めと受け取りました。
反省しました。
怒りのエネルギーに任せることなく、冷静に自分や相手、状況を分析することが大切だと気づきました。
起業する日まで淡々と飄々と
怒りの日記を書いてから、自分が本当にやりたいことや、なりたいことを考える時間が増えました。
会社員ではなく、起業したいと思うようになったのです。
自分で会社を作って、自分で仕事を選んで、自分で人生を切り開きたいと思うようになりました。
そこで、私は起業する日を決めました。
そして、その日まで淡々と飄々と、会社で働き続けることにしたのです。
それ以来、会社で起こることに怒ったり悲しんだり、喜んだりしないことにしました。
会社での仕事を、自分の起業の準備と考え、経験やスキル、人脈を自分の資産と考えることにしました。
怒りを乗り越えて起業した私の物語
9年前に書いた怒りの日記を読み返してみて、改めて自分の成長を感じました。
怒りのエネルギーに任せて失敗したこともありましたが、同時に成功したこともありました。
私は怒りを乗り越えて起業したのです。
そして起業してからも、怒りの日記を思い出します。
自分の感情や行動、結果に責任を持つことができますが、それは自分でコントロールすることでもあります。
怒りに支配されることなく、冷静に判断すること、ポジティブに考えること、感謝することを心がけています。
これから先、また起業家から会社員になることがあるかもしれません。
その時には、自分の経験を参考にしたいと思います。
今も9年前の怒りの日記を読み返すたびに、自分の過去と現在、未来を繋げています。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。