アラ還個人事業主の雅栄です。
個人事業主として、自分の時間やお金、仕事のやり方を自由に決めることができます。
自分の力で収入を得ることにやりがいを感じています。
しかし、かつて雇われ営業マンとして働いていました。
会社から給料や経費をいただき、その代わりに様々な指示を受けて、お客さんに商品やサービスを売る仕事です。
会社や上司、同僚と協力しながら、営業成績を上げることに努力していました。
その頃、今から9年前のことになりますが、仕事で一緒だった同僚の話をしたいと思います。。
その同僚は私よりも年上でしたが、入社は私よりも10年くらい遅かったです。
それでも彼は驚異的な営業成績を上げて、会社でトップクラスの存在になっていました。
私は彼を称賛しつつ、焦燥感(嫉妬?)もありつつ、基本的には憧れていましたが、同時に気になる点がありました。
経費は投資か?浪費か?
彼の気になる点というのは、経費を使いすぎているということでした。
営業成績を上げるために、お客さんとの接待や交通費、宿泊費などに惜しみなくお金を使っていました。
彼はそれを投資だと考えていたのでしょうが、会社から見れば経費です。
会社はサラリーマンである彼に給料以外に経費を支給していましたが、それは効率的に使うことを期待していたのです。
しかし、彼は経費を使うことで営業成績が上がる、と信じて疑わなかったのです。
彼はお客さんとの信頼関係を築くことや、競合他社に差をつけること、自分のモチベーションを高めること(旨い店での食事)などに経費を使っていました。
それらは確かに大切なことですが、それだけで営業成績が上がるとは限らないのです。
評価は数字だけでは決まらない
彼は経費を使って営業成績を上げていましたが、その割には評価が低かった。
会社や上司から見れば、経費を使いすぎているという印象が強かったのです。
彼は営業成績だけで評価されると思っていましたが、実際にはそうではありませんでした。
会社や上司は、彼がどれだけ経費を節約できるかや、どれだけ他の部署と協力できるか、どれだけ会社の方針に従えるかなども評価していたのです。
当時の私は営業成績が下位でしたが、経費を使わないで効率的に仕事をしていたので、評価はそこそこ高かったのです。
私は彼よりも評価が高いことに驚きましたが、同時に嬉しかったのも事実です。
彼よりも会社や上司から信頼されていると感じていました。
雇われ営業マンの教訓
9年前のことを思い出してみて、改めて雇われ営業マンの教訓を学びました。
それは、営業成績だけでなく、経費や協調性、会社の方針なども考えることです。
彼には感謝していますが、同時に彼の失敗から学びました。
彼は私の同僚でしたが、同時に私の師でもありました。
そして、個人事業主になった今でも、彼のことを思い出します。
私は自分の経費や収入、評価を自分で管理することができますが、それは自分で責任を持つことでもあります。
彼のように経費を使いすぎることもなく、営業成績だけに固執することもなく、お客さんやパートナーとの信頼関係や協力関係を大切にすることを心がけています。
私は雇われ営業マンから個人事業主になりましたが、もしかしたら、個人事業主から雇われ営業マンに戻ることがあるかもしれません。
その時には、彼のことを参考にしたいと思います。
彼は今も9年前と同じ会社で営業をやっているそうです。
これからも頑張ってほしいと思っています。
私の思い出の中で、いつもトップクラスの営業マンとして輝いています。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。