アラ還個人事業主の雅栄です。
あなたは起業したいと思ったことはありますか？
私は昨年、個人事業主として起業しました。
でも、起業する前に大きな問題がありました。
それはお金です。
起業するにはお金が必要ですが、私には借金があったのです。
カードローンで借りたお金が膨らんで、返済に苦しんでいました。
両親にも助けてもらって、ある程度は減らすことができましたが、この状況で起業なんて無理だと思っていました。
でも、あきらめきれない気持ちが強く、私は決心しました。
まずは借金を返済して、お金を貯めて、起業するための準備をすると。
今回は、私が借金から脱出して起業するまでの道のりと、貯金術についてお話しします。
借金返済と貯金のための3つのステップ
借金返済と貯金に成功した方法は、以下の3つのステップです。
- 収入と支出を把握する
- 支出を削減する
- 収入の4分の1を貯金する
これらのステップは非常にシンプルですが、実践するのは簡単ではありませんでした。
それでも、一つずつコツコツと取り組んでいったのです。
収入と支出を把握する
まず最初にやったことは、収入と支出を把握することでした。
これはお金の管理において基本中の基本ですが、これまでほとんどやっていませんでした。
毎月の給料日になると、借金の返済や生活費に使ってしまって、残りは適当に使っていました。
そんな生活ではお金が貯まるわけがありません。
そこで、お手製の家計簿メモを使って、収入と支出を記録するようにしました。
すると、自分がどれだけお金を使っているか、何にお金を使っているか、が明瞭に見えてきました。
それは衝撃的でした。
思っていた以上に無駄なお金を使っていました。
外食やコンビニでの買い物、特にお酒とつまみ、趣味や娯楽などにお金を浪費していたのです。
これではいけないと思いました。
支出を削減する
次にやったことは、支出を削減することでした。
家計簿メモで自分の支出を把握した後、無駄なものは徹底的に切り捨てました。
外食はやめて、お酒の量も減らしました。
趣味や娯楽は最低限に抑えました。
その他にも、スマホやネットなどの通信費を見直して、月々の支出をかなり減らしたのです。
その分、借金の返済に回すことができました。
もちろん、支出を削減するのは簡単ではありません。
我慢や苦労もありました。
でも、借金から解放されるためには必要なことだと思って耐えたのでした。
収入の4分の1を貯金する
最後にやったことは、収入の4分の１を貯金することでした。
「蓄財の神様」である、本多静六翁に学んだことです。
翁が書かれた『私の財産告白』という本に出会い、むさぼる様に読みました。
それからというもの、可処分所得の4分の3で生活し、残りの4分の1は何があっても貯金する。
このルールを徹底して続けていきました。
注意点は、借金の返済も4分の3の生活費からねん出して行うこと。
4分の1には手を付けることなく貯金に回すわけです。
とても苦しく厳しいルールでしたが、一方では借金は着実に減り、一方では貯金が着実に増える。
家計簿メモで数字の推移を確かめるのが、いつしか唯一と言っていいくらいの楽しみになったのです。
起業するための準備が整った
借金返済と貯金のための3つのステップを実践していくうちに、私は気づきました。
自分が本当にやりたいことは何かということです。
それは、自分の好きなことや得意なことでお客様に喜んでもらうことでした。
起業するためのモチベーションになりました。
そこで、私は借金を完済し、3ヶ月間売上ゼロでもやっていける程度の貯金ができてからしばらく後、サラリーマンを辞めて個人事業主になりました。
売上ゼロでも生き残るための工夫
個人事業主になってからも、仕事やりたくない病が発症することもありますが、それ以上に仕事が楽しいです。
自分の好きなことや得意なことでお客様に喜んでもらえることは、何よりのやりがいです。
でも、それだけでは起業は成功しません。
売上や利益も大切です。
特に起業当初は、売上が安定しないことも多いです。
売上ゼロの月もあるかもしれません。
そんな時にどうするかが、起業家の腕の見せ所です。
私は売上ゼロでも生き残るために、以下のような工夫をしています。
- 業務提携先やパートナーと協力して、仕事の依頼や紹介を受ける
- オンライン化や自動化を進めて、コストや時間を削減する
- パッシブインカムを増やすために、投資や副業などを行う
- 貯金を有効活用して、資金繰りや節税を行う
これらの工夫によって、私は売上ゼロでも3ヶ月間は生き残ることができます。
もちろん、売上ゼロが続くことは望ましくありませんし、常に売上を増やす努力はしています。
でも、万が一の時に備えておくことは大切だと思います。
まとめ：借金地獄から脱出して起業した私の貯金術
今回は、私が借金地獄から脱出して起業したまでの道のりと、貯金術についてお話ししました。
借金返済と貯金のために、収入と支出を把握し、支出を削減し、収入の4分の1を貯金する、という3つのステップを実践しました。
その結果、借金を完済し、3ヶ月間売上ゼロでもやっていける貯金をすることができました。
そして、自分の好きなことや得意なことでお客様に喜んでもらえる仕事をするために、個人事業主になりました。
今は売上ゼロでも生き残るための工夫をしていますが、もちろん売上を増やすことも目指しています。
あなたも借金や貯金に悩んでいるなら、ぜひ参考にしてみてください。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。
