「良い戦略、悪い戦略」という本
「良い戦略、悪い戦略」という本を読み終えることができました。
事例が豊富で著者の数々の経験談も盛り込まれており、ビジネス書として大変面白いです。
良い戦略と悪い戦略の違いを明確に示し、良い戦略を作るための方法や原則を教えてくれました。
良い戦略と悪い戦略の違い
この本を読んで改めて学んだのは、良い戦略と悪い戦略の違いです。
例えば「売上を前年比50%増やせ!」という目標をトップが掲げたとしても、それを達成するための具体的な行動が明示されなければ失敗に終わる可能性が高い、ということです。
これは目標ではあっても戦略ではありません。
目標は結果や状況を示すもので、戦略はその過程や方法を示すものです。
または50%増やすために他社を次々と買収するという手もあるが、その年は良くても何年かしたら逆効果で破産申請なんてことも少なくない、ということです。
これは短期的な成果ではあっても長期的な成功ではありません。
短期的な成果は目先の数字や評価に影響されやすく、長期的な成功は根本的な問題や競争力に着目する必要があります。
大企業ほど過去や社内のしがらみが多くて、慣性の法則が思い切り働き戦略の転換が致命的に遅くなる、ということでした。
これは変化に対応できない戦略です。
変化に対応できる戦略は現状や将来の予測だけでなく、不確実性やリスクにも備える必要があります。
企業で言うところの「戦略」は、科学で言うところの「仮説」とイコールであるそうです。
これは実証可能な戦略です。
実証可能な戦略は根拠や論理だけでなく、実験や検証によって効果や効率を測る必要があります。
戦略を活用すること
これからも読書を通して貪欲にインプットは続けていきますが、そろそろアウトプットしないと・・・起業が夢のままで・・・いやいや前向きに前向きに。
インプットした知識を活用することが大切で、自分のビジネス設計図や戦略に反映させたり、新たなアイデアやインスピレーションを得たりできます。
夢を現実にするためにはインプットもアウトプットも必要ですが、最終的には行動することが決め手だと思っています。