アラ還個人事業主の雅栄です。
先日行った出張での、ちょっとしたエピソードを紹介したいと思います。
出張先の駅で、時間があったのでランチをすることにしました。
駅ビルの中にある小さな食堂に入ってみると、メニューはどれも安くてボリュームがありそう。
私は天ぷらそばとおにぎりのセットを注文しました。
待っている間に店内を見回すと、壁に色紙が何枚か飾ってあったのです。
よく見ると、それぞれに川柳が書かれているではありませんか!
川柳というと、サラリーマン川柳や時事川柳などが有名ですが、この店の川柳はどれも日常生活や人間関係についてのものでした。
その中でも特に気に入ったのがこれです。
「焦っても いい事ないし 昼寝する」
この川柳を見た瞬間、私は思わず笑ってしまいました。
なんというか、この川柳は私の心にぴったりはまった。
最近仕事が忙しくて、毎日焦ってばかりいて、本当にそれでいいのかと自問自答することもありました。
この川柳は、そんな私に対して、「焦る必要なんてないよ。ゆっくり休んだ方がいいよ」と言ってくれているような気がしたのです。
この川柳の作者はどんな人なのだろうと思いました。
でも、どんな人でもいいんです。
この川柳を書いた人に感謝したいと思いました。
この川柳を見て、私は少し気持ちが楽になりました。
天ぷらそばもおにぎりも美味しかったですが、それ以上にこの川柳が私の心を満たしてくれました。
出張先でこんな素敵な出会いがあるとは、思ってもみませんでした。
川柳とは?
川柳とは、短くてシンプルな詩の形式です。
五・七・五の音節で構成される一句からなります。
その中に、深い意味やユーモアが込められている。
川柳は江戸時代から始まった文芸で、当時は俳句や狂歌と呼ばれていたそうです。
現代では新聞や雑誌などで募集されることが多く、誰でも気軽に作ることができます。
川柳の魅力と楽しみ方
川柳を読むことは、自分の心や感情に気づくことにもなります。
川柳には、人生の様々な場面やテーマが描かれています。
例えば、恋愛や結婚、家族や友人、仕事や趣味、季節や風景などです。
川柳には、笑ったり泣いたりした経験や、感情が共感できるように表現されています。
川柳を読むことで、自分だけではないという安心感や、共通点を見つけることができてホッとすることもしばしばある。
一方で川柳を作ることは、自分の感性や発想力を磨く、思いや考えを言葉にする、個性やセンスを表現する、楽しみや趣味を見つけることができそうです。
誰でも気軽に作ることができますが、それだけに難しいとも言えます。
短くてシンプルな詩の中に、オチやひねりを入れたり、日常生活や感情を題材にする中に、皮肉や風刺を効かせることが求められます。
川柳を作るためのコツをまとめてみました。
- 五・七・五の音節にこだわらない
- 日常生活や感情を題材にする
- 皮肉や風刺を効かせる
- オチやひねりを入れる
- 自分の言葉で表現する
これらのコツですが、必ずしも守らなければならないルールではないようです。
川柳は自由な詩の形式ですから、自分の好きなように作ってみたいですね。
まとめ
今回は、出張先で川柳に出会った話を紹介しました。
川柳は短くてシンプルな詩の形式ですが、その中に深い意味やユーモアが込められています。
川柳を読むことは、自分の心や感情に気づくことにもなり、川柳を作ることは、自分の感性や発想力を磨くことにもなります。
私は出張先で見た「焦っても いい事ないし 昼寝する」という一句に笑って癒されました。
これからも川柳に触れてみたいと思います。
今回もお読みいただきありがとうございます。
よろしかったら、また読みにお越しください。